多国による合作映画

 韓国人監督を元に作られた映画「砂漠夢境ー辺縁」という映画を鑑賞した。本作は韓国、モンゴル国、フランスなど三国による合作なのだ。主演を勤めたのはモンゴル人に韓国人で、ストーリーとしては、遊牧民として生計を立てる一家の一人娘が突然病に患い、母親が娘を連れ、ウランバートルに行って治療に臨むことになる。妻と娘が家を離れた後にこの家に客人が訪れる。家主のホンガーはまったく言葉の通じない客と面会することになる。子連れの母親だ。それは国難を逃れるためにやってきた北朝鮮の難民だ。
 言葉も習慣も接点のない二つ民族が一つの空の下で生きるとなるとそれは至難の業だ。好奇心の強い朝鮮の子供はモンゴルのお父さんに急速に接近し、親子並の関係を築くが、母親はなかなか住み慣れないし、心の内を開くことなく、日々を過ごす。何度も出て行くことを図ったが、心が折れ、心身とも元に戻る。生きることだけが頭に過る(よぎる)と決意が阻まれる。
 家主がウランバートルにいる妻子を見舞いに行く隙間に、脱北した親子もこの土地を離れることにした。温暖化や砂漠化で遊牧民たちが危機に迫られる。本作は自然難民となったモンゴル遊牧民と政治難民となった北朝鮮の人と言った二種類の難民を見事に捉えた傑作だと思う。
広告
カテゴリー: 未分类 パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中