帰国

8月6日
 19時30分のNW7便にて北京入りし、航旅大酒店に一泊することにした。到着時刻は既に22時を過ぎていたので、フフホトへの便は断念せざるを得ない。中国はここ数年発展の勢いが著しく、内外でもその名は衰えることはない。だが、中国はソフトの面ではまだまだこれからだというのを僕が肌で感じたことだ。まずは、国民のマナーが低すぎることにある。外国人が大勢いる前で、平気で鼻水を咬んだり、痰を吐いたりする。大声で喋り、5人しか乗れない車に6人も7人もギュウギュウ詰め状態になるまで乗り込む。無論、外国人客がいるかいまいかは構わず実行する。第二点は平気で嘘つくことにある。空港のインフォメーションにて、ホテルの予約を申し出たが、いかにも豪華そうなホテルの写真のパンフレットを手にし、客の納得のいく安値で交渉してくる。客がそれだけの豪華さだったら、少し高くてもいいやと思い込み、すぐ応じる。しかし、実際に行ってみると想像を絶するほどの状況が客の到来を待ち受けている。どう考えても、その値には至らないような安っぽいホテルだけど。第三点は不真面目さだ。仕事や物事に対する態度がいい加減で、ふざけ腰であるのが、客に無責任さを感じさせる。
8月7日
 午後3時30分の便にて、4時45分頃にフフホト空港に到着する。
8月8日
 去年の北京オリンピックから今日まで丸一年間経っている。今日、午前中兄嫁の親戚の子と一緒に、内モンゴルテレビ局斜め向かい側にあるSTARという美容室にて、伸びてしまった髪の毛を切ってもらう。何よりもびっくりさせたのは、玄関にあるステレオからモンゴルの曲が流れていることだ。全曲モンゴル国の流行曲ばかりだ。いくら内モンゴルとはいうものの、漢人が絶対的に多数を占めるフフホト市のど真中でモンゴル国の曲がかかるなんて珍しい、ましてや美容室でモンゴル国の曲がかかるのはあり得ないことだ。不思議に思って、美容室の店員に問い詰めた。「お店にはモンゴル族がいるのか」と聞くと、「彼はいない」と言う。「なぜモンゴルの曲を流しているのか」と聞くと彼は「新鮮で乗りがいい」と答える。確かに二年前はリゾートホテルや観光地やサービスエリアのところどころにモンゴルの曲を流していた記憶がある。一説によると、こうした風潮が高まりつつあるという。そうなるのも、我々にとっては都合の良いことだ。我々は過激な行動を自制し、自らの文化を以って兄貴民族と対抗する。モンゴル国が最高のソフトを作成し、内モンゴルに流すことでモンゴル文化による異民族懐柔が行える。そうすれば、内モンゴル自治区の存続が保証される。
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帰国 への1件のフィードバック

  1. Erden より:

    帰った後に仕事順調でしょうか。君も小笠原に来れば良かったのに。今回の仕事は,小笠原諸島を世界遺産に登録するためのものだった。明治時代ぐらいにインドなどから防風林の樹種として入れた樹木が本来の島の姿を変えつつであるので,それを今除去するようにして,世界遺産として残すというのが現状である。本来のものを残すというのがいかに大事ということをわれわれ少数民族にも大きく関わりのある話だ・・・

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