こんな話は信じられる?

 モンゴル国で起きた出来事だそうだが、その内容を聞いたものはびっくりして息を呑むだろう。ウランバートル市で暮らすエリート階級層の青年がある日フブスゲル部出身の女性と巡り合う。青年は最初、戸惑ったがそれでも「来るものは拒まず、去る者は追わず」という態度を取り、なんとなく弄ぶ気で付き合うことにした。やがて、二人が往来を積み重ね、女性は青年の子供を授ける。女性は青年のことがものすごく気に入り、心のなかでは「絶対この人じゃなきゃいけない」と誓っていた。でも、青年は都会出身で、エリート家庭に育ったものである自分がなぜそんな田舎者と一緒にならねばならぬかと我が身を責めながら、あっさりと頭を横に振った。踏み場を無くした女性は故郷に戻り、両親の進める男性と結婚することになった。でも、女性は心の中から元恋人を切り離すことはなかった。月日が重ねるうちに、その思いが病へと化し、女性が床に寝付きの毎日を過ごす。女性の両親が娘の様子に心配し、シャーマンに助けを求めることにした。シャーマンは女性から今までの詳しい経緯を伺い、病の源となったのはウランバートル在住のあの青年であることを知った。シャーマンはその場で「そこまで好きなら、わしの力でお二人を結びつけてやろうか」と言いつける。
 シャーマンはそのような意味不明なセリフを言い残し、一連の作法を次から次へとやりこなした。ある日のことだ。青年は何気なく、たくさんの買い物をし、フブスゲル部を目指すことにしたそうだ。それでも本人の頭にいきなり元恋人の肖像が映り、彼女の地元を目指す心境が生じたのだ。その心境は体の全神経をコントロールしているように、見当も付かないような行方へ導く。青年が気が付いたら、数年前に恋人だった女性の実家にいた。数日後に病に陥っていた女性も元気になり、二人は結婚式を行うことになる。シャーマンの力ってこれほどの威力的なものだとは考える由もなかっただろう。主人公となった当時の青年が今でもその時のことを振り返りながら、不思議そうに話しているという。60数年間も生きてきた中、それが一番のミステリー的事件になっただろう。
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こんな話は信じられる? への1件のフィードバック

  1. 敬三 より:

    早く続きが 聞きたい!どうなるの?

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